奇跡の乗車体験‼ 山陽新幹線(山陽路)の生き残りをかけた2大名車の「現在地」

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​今回の行き先は山口旅行‼

単に「人気キャラクターのコラボ列車に続けて乗れてラッキーだった」という話では終わりません。実は鉄道史やビジネスの視点から見ても、凄まじい『奇跡の巡り合わせ』がありました。​行きに乗車した鮮やかなブルーの「ワンピース新幹線(700系レールスター)」。そして帰りに乗車した、ピンクのリボンを纏った「ハローキティ新幹線(500系)」。​実はこの2つの車両は、かつてJR西日本が航空機という強大なライバルに対抗し、山陽新幹線の生存戦略をかけて生み出した『最高の尖った資産』たちなのです。

​■ 孤高のスピードスター500系の功績と、来たる引退

​私が大の「500系推し」である理由は、その如何にも戦闘機のような先鋭的な見た目にあります。見るからに速く走る見た目が、かっこいいし美しい。

見た目だけではありません。500系は新幹線の中でも歴史を変えた名車です。

JR西日本がさらなる速達化のために開発し、新幹線で時速300キロを出すことを技術的に可能にした、歴史を飛躍的に進めた偉大な先駆者(パイオニア)です。​丸みを帯びた車体ゆえに「窓側座席の天井が近く、快適性にネックがある」という戦闘機フォルムならではのマイナス面を抱え、東海道新幹線からは早々に引退したドラマも含めて愛おしい存在です。残念ながら、来年の2027年には、全列車の引退が決まっておりますが、その後の700系やN700系が「速度と輸送力・座席空間の改良」を両立できたのは、この500系という偉大な土台があったからに他なりません。

​引退を前に、世界的人気キャラクター「ハローキティ」の彩りを纏って優雅に微笑む500系に立ち会えたのは、一人のファンとして最高の幸運でした。

​■ 飛行機から顧客を奪う執念が生んだ「レールスター」の快適性

​一方で、500系の後継として山陽新幹線ならではの事情から生まれたのが「レールスター」です。

大阪〜博多間という飛行機との大競合区間において、圧倒的なスピードに対抗するため、JR西日本は「家のようにくつろいで安らげる憩いの座席」という居住性(快適な空間)で差別化を図りました。​通常の700系が2×3の座席であるのに対し、レールスターは普通車でありながらグリーン車に匹敵する2×2の広い座席空間を確保。この贅沢な「サルーンシート」に加え、個室まで設ける徹底ぶりで、東京や大阪から福岡・広島へ移動する顧客の取りこぼしがないよう徹底して対策を打ったのです。

​今回乗車した「ワンピース新幹線」も、麦わらの一味の熱い装飾に包まれながら、ベースであるレールスターの恩恵を受けて座席がめちゃくちゃ豪華でした。シートに体を預けた瞬間の、あの包み込まれるような『ふかふか感』は本当に格別で、移動という機会費用を極上のリラックスタイムという資産に変えてくれました。

その思想は、後に乗車した九州新幹線「さくら」「みずほ」の豪華な内装にも脈々と受け継がれています。ただ、個人的にはやっぱりあのレールスターの座席のふかふか感が一番好きですね。

最期に、

​スピードを極めた500系と、快適性を極めたレールスター。真逆のアプローチで山陽新幹線を支えてきた2つの名車が、今やキティちゃんとワンピースという最強のコンテンツを乗せて走っている。この往年の名車たちのサバイバル劇は、これから向かう長州藩の歴史にもどこか通じる、熱いロマンを感じざるを得ませんでした。

【提督くんより一言】

往年の名車たちが最強の仲間(コンテンツ)を得て航海を続ける姿は、まさにロマンの塊でござるな!移動時間という資産をどう最大化するか、我らの人生の航路(投資戦略)にも深く通じるものがあるでござる。皆殿も山陽新幹線に乗る際は、ぜひ座席のふかふか感と歴史の息吹を堪能してくだされ!

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